★ 腹をくくった傾聴 ★
本音を聞くのって結構大変なことなのです。 そうかそうかと話を聞いただけでは、 雑談をしたのと同じ
くらいの効果しかありません。 (決しておおげさではありませんよ。)
部下の要望はあれこれ、正当なものから、勝手なものまで千差万別沢山あります。
実現できるものもあれば、実行不可能なものもあります。でも一度本音を聞いたら要望については、
ある程度実現し、実現できないものにも明確な理由がなくてはなりません。
きちっとしたフィードバックを行うためには、ある程度上司としての腹をくくらなければならないのです。
※つまり、聞くではなく、聴く。 そして単なる傾聴ではなく、腹をくくった傾聴なのです。
きちっとしたフィードバックができれば、あなたはリーダーとして認められるかもしれませんが、それが
できなければ、ただのマネージャー(管理者)として十把一からげに見られてしまうのです。
★ 関心を持った声掛け ★
なんだか最近、部下とのコミュニケーションが事務的だなと思うあなた。
ご存知のとおり、部下が上司を選ぶことはできませんが、上司だって部下を選ぶことはできません。
つまり多くの場合はたまたま自分のところに配属された部下。・・・だからと言って部下を組織の歯車
の一つとして見れば、部下だって敏感に感じ取ります。
とはいえ、
親分子分の関係などとというべったりとした関係である必要は有りません。
歯車ではなく、自分と同じ人としての部下を関心を持って見つめる。 まずはそれがコミュニケーショ
ン改善の第一歩なのです。
ここで大事なのは、単に関心を持つのではなく、関心を示すということ。
例えば、
● 適切なタイミングで適切なフィードバックを行う
・ 部下の日々の変化について、きちんと気づき適切な声をかける。
・ 頑張った時、成果を上げた時、その場できちっと誉める。
・ 間違ったことをした時、間違いの理由を明確にして1対1で叱る。 等々
※つまり、単なる声掛けではなく、関心を持った声掛けなのです。
どうでしょう。部下の本音が聴けそうな気がしましたか? あなた流のアレンジで結構ですからやっ
てみてください。
ここでちょっとTESTです。
問1 あなたは、部下の正確な年齢を知っていますか?
問2 あなたは、部下の正確な職位を知っていますか?
問3 あなたは、部下の趣味を知っていますか?
問4 あなたは、部下が今興味を持っている対象が何か知っていますか?
問5 あなたは、部下が今後、業務上で何をマスターしたいか知っていますか?
仕事には直接関係ないこともありますが、あなたの部下やチームメンバーの全員に対して5問とも
YESなら、あなたはきっと仕事上も部下全員を掌握できています。
11th Method
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■ 3ステップで部下に指示する
スキル解説21 「部下が動かない理由」 で部下が動けない理由の潰し方を説明しました。
しかし、やる気はあるけど中々動きだせない方って結構います。
「お願いは3度すると効果的」 と言いますが、仕事の指示を3度もすると、しつこいイメージを与え、
煙たがられるでしょう。 心の中で 「はい、はい。うるさいな。」 と言われかねません。
そこでご紹介するのは、3ステップでの仕事の指示・依頼法、